2015年6月8日月曜日

届かぬ手紙 戦没者の妻たち


奈義 菩提寺

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7日 奈義の現代美術館で太平洋戦争で夫を失った妻たちの写真展を見て来ました。県内在住の88~102歳の54人が津山在住の女性写真家の手に寄って、男手を失った家を守るため 子供を食べさせるため 慣れない農作業に従事したり、子供にも話せない苦労してきた写真ですが悲壮感は微塵もありません。しかし1点ずつ添えられた説明には 結婚期間 子の有無 夫との思いでは想像も付かない言葉がありました。この開催を待てなかった方は12人も。

岡山市内の方 出征後に生まれた娘を気に掛けた夫からの手紙109通を今も大切に保管されている。


この方は私宅のお隣 102歳のお婆ちゃん 施設にいて一人娘さんは大阪から毎月1回の通勤介護 丁度帰省中だったので一緒に見に行きましたが、とても綺麗で凛とした目には(ほとんどの方が)こちらが元気貰いました。この方のコメント
「結婚は昔の事で 何時の事か忘れました。夫はちょっと戦争に行って来ると言って出掛けたままです。」 娘さんと辛い事も良い事も何も忘れたんだろうねと笑ってしまいました。

美術館から山の家でお昼して53号線で智頭に出て ぐるっと1周しました。

6 件のコメント:

ち~ちゃん さんのコメント...

娘さん この写真展を見て感慨深かったことでしょう。
母親の凛とした姿に、誇りを持たれたのではないでしょうか。
いいことをしてあげられましたね。
故郷に帰ってきて、ご近所の方に親切にされたら、この上ない喜びだと思います。

とっこさん さんのコメント...

私は開催のニュースを聞いただけですが行かれたのですね。年々戦争を体験された人も少なくなり風化していると感じます。絶対忘れてはいけないことですから今回も良い企画ですね。このような催し物にふれ平和の大切さを実感できると思います。

江見山麓人 さんのコメント...

当方の近くでも戦争の悲劇に遭われた方々がたくさんおられます。話を伺いますと胸が詰まる思いです。こんな悲劇は二度と繰り返してはなりません。

作東 さんのコメント...

開催のニュースを見て、素晴らしい女性写真家だなと思いました。
戦争の経験者から色々と聞き取りをして写真に収めたり資料を収集されたりと・・・
段々と忘れ去られていく時に良い企画をされて皆さんに見てもらう機会を作られていいことですね。

青い草 さんのコメント...

新聞で開催されている記事を読み行ければと思いながら行くことができませんでした。
この写真家の方は友達の友達(みんな友達かな)で子供さんの手がかからなくなり、大阪の写真の専門学校で学ばれたそうです。素晴らしい写真と聞いていましたが・・・。

山 果 さんのコメント...

戦後70年 戦争のことは若い人に伝えて風化しては
いけませんね。
今の平和がいつまでも続く事を願うばかりです